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調律って耳で聞くだけでわかるんですか? [調律のお話]

ピアノの調律にお伺いした時に、よく質問されるのが

「調律って耳で聞くだけで音の違いがわかるんですか?」

「他には機械とか使わないんですか?」

「絶対音感があるんですか?」

この3つの質問が圧倒的に多いように思いますので、その事について書いてみたいと思います。

 

質問①「調律って耳で聞くだけで音の違いがわかるんですか?」

 (お答え)はい、聞くだけでわかるんです。でも一つの音を聞いて聞き分けているのではなくて、二つの音を鳴らしてその二つの音を鳴らすことによって出てくる音の波(うなり)を聞き分けているんです。

 

質問②「他には機械とか使わないんですか?」

 (お答え)使うのは最初に音叉で基準となるAの音(ラの音)をとりますが、あとは耳だけで聞き分けていきます。

onsa.jpg

左の音叉が普通のギターのチューニングとかで使う音叉で、右側の大きい方の音叉がピアノの調律で使ってる音叉です。

この音叉、440Hz(440ヘルツ)という、1秒間に440回振動してラの音を出すんですが、音叉も金属製なので気温によって微妙に音程が変わったりするんです。ちなみに私が使ってるこの音叉は夏の暑い時は439Hzに、冬の寒い時期には441Hzと振動数が変化するのです。

ですのでコンサートとかのピッチ指定のある調律の時には機械のチューナーと音叉の両方を使って基準となるAの音を測定しているんです。

 

質問③「絶対音感があるんですか?」

(お答え)私はありません。なかには調律師で絶対音感をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、調律をする耳と絶対音感とはまた別で絶対音感が無くても調律は出来るんです。

 

余談ですが、音叉は440HzのA(ラ)の音を出してくれますが、その音叉を使ってピアノの鍵盤に基準の音をとるA(ラ)の位置は、実は220HzのAの音を出す鍵盤なのです。440HzのAよりも1オクターブ低いAの鍵盤に基準の音をとって、そこから音階を作っていく作業へと・・・

 その音階を作るお話はまた次回にでも[手(パー)] 

 

長谷川楽器HPはこちら

 

 


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